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Channel: MOMOさんの写真館
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義父の49日

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6月9日に義父の49日が早良区内野の西光寺でありました。久しぶりに梅雨らしい雨の天気でした。

住職を交えた食事会では、国宝の梵鐘が話題になり、興味深いお話を色々聞くことができました。

早良商工会のホームページに紹介されていましたので、抜粋しますが、展示会に貸し出されていたため現物を見ることはできませんでした。九州国立博物館での展示も予定されているそうです。

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【早良商工会のホームページより】

内野の西光寺にある梵鐘は、わが国で制作年代が判明している梵鐘の中では四番目に古い国宝である。

高さ約1メートル36センチ、口径約77センチ。この梵鐘には八十余字の見事な銘文があって、承和六年(939年)に現在の鳥取県・金石寺の鐘として造られたとある。

その後、同寺が廃寺になり各地を転々、室町後期の武将、山中鹿之助の陣鐘として使われたこともあったが、出雲国の多福寺を経て、明治二十二年に大阪商人、大沢庄兵衛の手に渡った・・・。

そして明治二十九年、かねがね釣り鐘を造りたいと念願していた西光寺では、信徒からの寄付金と、かます六俵分の銅の地金を持って大阪の鋳造所を訪ねた。

しかし新しく鐘を造るには寄付金が足りず、仕方なく銅の地金を売却して、中古の梵鐘を三百六十円で買い求めた。米60キロが五円七十二銭の時代である。

購入当時は、この鐘が天下の名鐘であることなど、だれ一人知らなかったが、戦後になって鐘の由来、質、形状などについて学問的な解明が進み、昭和29年に国宝に指定された。現在西光寺(℡804-2733)では、毎月一日と十六日に一般公開している。


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